9. アルファルファモヤシ Alfalfa

 

 中央アジアが原産のマメ科,紀元前から牧草として知られ、アルファルファという名前も「最良の草」というペルシャ語に由来する。わが国へは江戸時代に渡来したが、普及したのは明治以降北海道で牧草としてである。別名紫つるごやし,アメリカうまごやし。

 

 この種子を発芽させてもやしにしたもので、細く細(こま)かい緑色の葉にはビタミンAが含まれ、また食物繊維に富んでいるので、欧米で人気がある。生のままサラダやサンドイッチにするが、やや青くさみがあるので、スパイスをきかせたドレッシングが合う。

 

選び方と保存  緑色の葉、そして白くパリッとしたもの。保存は冷蔵庫へ。

旬  一年中。

 

キャッシュレジスター

 

 戦後、スーパーマーケットが続々と生まれたのを契機に、店にレジスター(金銭登録機)が置かれるようになった。当時は機械式で、一番左側のキーは、上から縦に「ヨキミセサカエル」というカタカナが彫り込んであり、このカタカナキーにヨ=青果,キ=鮮魚と部門を割り振って、部門別の売り上げがわかり、利益が出ているのか,損をしているのかがわかった。レシートには、ヨ¥146,キ¥235…と打刻される。「良き店栄える」と、店の発展を願う縁起担ぎを誰が考えたのだろうか…。1970年には電子レジが出て、レジタッチが軽くなり腱(けん)鞘(しょう)炎から解放される。また、1979年から今のようなJANコードをスキャンするタイプの電子レジが出回り、POS・単品管理が行われて売れない商品は素早く棚から除いて、売れる商品を並べるといったことが可能になった。

1973年

電子レジ