16. エシャレット

 

 日本でいうエシャレットは、らっきょうの大球種のラクダ系を軟白したもので、このらっきょうは中国が原産でユリ科に属する多年草。別名おおにら,さとにらなどと呼ばれ、わが国では「新撰字鏡」(898年)に出てくるが、江戸時代から栽培された。諸味(もろみ)みそを添えて酒の肴や天ぷらにしたり、ピリッとさわやかな辛味が好評。8月中旬から9月上旬にかけて、随時種球を植え付け、12月下旬から6月まで出荷するのが普通で、3~4月ころが一番うまい。2020年の収穫量は462t、構成比は、①茨城74.9%,②静岡22.5%、そして埼玉,千葉,神奈川…と続く。

 

選び方と保存  全体にふっくらとして光沢があり首が締まっていて、葉の部分の緑が濃いもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬  春。