23. エンダイブ Endive

 

   地中海沿岸原産のキク科の野菜で、ニガチシャとも言われる。ヨーロッパでは古くから栽培され普及しており、フランス料理によく使われる。レタスによく似たサラダ用の野菜で、苦味(にがみ)を少なくするため外葉を結束して、株の内側に直射光線を入らないように軟白したものを食べる。ちょっとほろ苦く、独特の風味と歯切れのよさはレタス以上とも言われる。葉は細かくちぢれ、根から葉にかけて白,黄,緑と色が濃くなり、軟白した内部は白と彩(いろど)りもきれいである。

 

   栽培はレタスより成育が早く、性質も強いので作りやすい。生のままサラダに、そのほかお浸し,塩ゆでにしてフライパンに並べバターで煮込んでもおいしい。

 

選び方と保存  葉がよくちぢれて軟白され、みずみずしくはりのあるもの。保存はポリ袋に入れ冷蔵庫へ。

旬   4~7月。