65. シカクマメ

 

   四角豆 原産地については不明な部分が多く、インド原産説,パプア・ニューギニア原産説,東アフリカ・マダガスカル島原産説などがある多年生のマメ科、東南アジアやニューギニアなどでは、古くから栽培されている。わが国へは明治末期に入ったが、普及はここにきて沖縄,九州,四国で栽培が始まった程度である。つるは2~3mにも伸び、若ざやは長さ15㎝前後,小口から切ると断面がHに似た四角形をしている所から名前が付いた。さやの中には10粒前後の豆が入っており、開花して2~3週間の未熟な若いさやを食べる。多くのビタミン類,ミネラル類を含んでおり、大豆に劣らない栄養があり注目されている。味は淡泊でクセがなく、ゆでてサラダや和え物,天ぷら,煮物,炒め物といろいろに使われる。

 

選び方と保存  濃い緑色で、さわって固くしなびのないもの。保存は冷蔵庫へ。

旬  夏。