82. セルリアク Celeriac
南ヨーロッパが原産でセリ科、セロリから発達したものでヨーロッパでは16~17世紀に栽培が始められた。わが国へは明治初期に入ったが、あまり普及していない。 地上部はセロリそっくりで根は直径10㎝前後、肥大したカブのようでこれを食用とする。とくに野菜の少ない冬場に、香り高いサラダとして貴重な存在である。生ではセロリとよく似た味と香りがするが、熱を加えるとまろやかな香りとなる。この香りとコリコリした歯ごたえが特長である。アクが強く切り口がすぐ黒ずむので、切ったらすぐレモンをふるか、酢水につけるとよい。薄くスライスしてサラダのほか、スープ,バター煮,シチューとする。
選び方と保存 固くてしっかりしたもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫で1カ月は持つ。
旬 輸入物が中心で、一年中。