109. トレビス Trevise

 

 ヨーロッパの原産でキク科、チコリの仲間でヨーロッパでは昔から食用とされていた。イタリアではチコリをラディッキオ(Radicchio)と呼び、とくにトレヴィーゾ産が有名なことからこの品種の輸入のときにトレビスと名付けられた。赤チコリともいわれレタスと同じ位の大きさで結球し、葉が鮮紫赤色で特有のほろ苦さとセロリに似た香り、歯切れのよい舌ざわりを賞味する。葉先が赤紫色で葉脈が白いものと、全体が赤い品種がある。わが国へは昭和56年に初めて輸入され、その後、栽培も行なわれているが苦みが強いこともありまだわずかで、ほとんどが輸入されている。サラダや肉料理の付け合わせに彩りを生かして使われ、最近人気がでている。

 

選び方と保存 葉脈の白と葉の赤紫が対照的で、葉先がしおれず根元が硬く結球しているもの。保存はラップに包んで冷蔵庫へ。

旬 11~3月。