116. ナラタケ 楢茸,ぼりぼり

 

   キシメジ科のきのこで、針葉樹や広葉樹の切り株や枯れ木に群生する。別名ボリボリ,青森県ではサワモタシと呼ばれる。傘の直径は3~15cm,色は淡褐色から褐色とさまざまで傘の中央に暗褐色の細かい鱗片があり、周辺には放射状の条線がある。広葉樹や針葉樹の切り株や倒木に群生し、昔から食生活に馴染み深いキノコである。林業の世界では珍しく樹木に対して病原性をもち、立ち木を枯らす被害をもたらす場合がある。みそ汁にするとヌメリがあり、とてもいいダシがでて舌触りも最高。鍋物,みそ汁,酢の物,すき焼き,佃煮,バター炒めなどに料理をする。

 

選び方と保存   色目のはっきりとした鮮度のよいもの。塩水に一晩浸けておけば「虫出し」は完了する。保存は冷蔵庫へ、ゆでて冷凍又は塩蔵もできる。

旬   夏から秋。