134. ハヤトウリ   隼人瓜

 

   熱帯アメリカが原産のウリ科。大正6年にアメリカから鹿児島県へ持ち込まれ家庭菜園用として栽培され、薩摩隼人(古代において薩摩に住んでいた隼人一族のことで、今では鹿児島県出身の男性を指す)にちなんでハヤトウリと名付けられた。茎はつる性でよく伸び、9月の末ごろから一株で300~400個とたくさんの実がなるので、センナリの別名がある。果実は洋ナシ型で表面にたて溝があり、根はでん粉を含み食用,飼料用に、つるは帽子やかごなどを編む。白色種とより大型の緑色種がある。適温は20℃とされ寒さには弱い。炒め物,塩漬け,みそ漬け,かす漬けなどのつけものに独特の風味と歯ざわりのよさが好まれている。

 

選び方と保存   重さ200~300g,長さ8~20㎝前後。保存は冷暗所で長期間可能。

旬   秋。