3. カモミール Camomile

 

   ヨーロッパが原産のキク科、別名カミツレ。りんごに似た甘い香りで、ひき始めの風邪や不眠などのトラブルに効果があり、花の部分を生のままか乾燥させたものをハーブティーとしたり、肌をなめらかにするので入浴用に用いる。また、ポプリ,染め物とする。一般的なのは一年草のジャーマンカモミールで、菊の花に似て中央が白,外側が黄色の花を付ける。一度植えると次からはこぼれ種子からよく育つ。ほかに多年草で横に這(は)うので芝生状に使われるローマンカモミール…芝生にするためには花芽をみたら摘み取り伸びてきたら刈り込んで株分けをよくするとよい,黄色の鮮やかな花で染め物に使われるダイヤーズカモミール,白の八重咲きの花をつけるダブルフラワーカモミールがある。

 

選び方と保存   草丈40㎝前後、花芯が盛り上がったもの。保存は晴天で朝露が乾いたころに花が開きすぎないものを摘み取って陰干しにして乾燥させる。

旬   4~10月。