143. フクロタケ 袋茸
ウラベニガサ科のきのこで、日本のシイタケ,欧米のマッシュルームとともに世界の三大栽培キノコの一つ。中国南部や東南アジアで、醗酵状態の稲や麦のわらで大量に栽培されている。小さいときは細長い卵型で、袋状の中に全体が包まれて、この袋が破れるときのこが大きくなりかさが開く。表面は灰褐色で放射状に模様がある。中華料理にはかさがまだ外皮膜につつまれているつぼみを収穫して、スープ,あんかけ,煮物などに使われる。香りよりもかたちや触感が重視されるうま味が強いキノコです。ほかに台湾や中国から水煮の缶詰めに加工されて出回る。
選び方と保存 初期の袋状に包まれた状態が一番。保存は缶詰めだと他の容器に移す。
旬 5~10月。