157. マーシュ  Mache

 

   ヨーロッパが原産のオミナエシ科、ヨーロッパでは麦畑の雑草として自生していた野草が、貴重な冬のサラダ野菜として18世紀ごろに普及した。コーンサラダ,ラムレタスとも呼ばれる。わが国へは明治時代末期に栽培されたが普及せず、最近市場に出回るようになった新しい西洋野菜である。長さ15㎝位で、ひとつの株からたくさんの葉がでる。葉は長めのだ円形をして濃いグリーンで、クセがなく柔らかく食べやすい。生でサラダや肉料理の付け合わせとしたり、みそ汁の実にもよい。また、「ムスクラン」といわれるイタリアの七草にもこのマーシュが入っている。

 

選び方と保存   柔らかくみずみずしいもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬   春から夏。