165. ミブナ 壬生菜
日本が原産のアブラナ科。京都の原産で、海から遠く魚の入手が困難であったため、古くからいろいろな京野菜が作られた。これもその中のひとつ、漬菜の仲間で、江戸時代の寛政年間(1789~1800年)に京都の壬(み)生(ぶ)地方で水菜を作っているうちに生まれた品種といわれる。独特の辛味と香りが持ち味で、耐寒性に富んで霜にあたった方が品質がよく、冬から春にかけて出回る。水菜との違いは、葉の周辺の切れ込みがなく丸葉であることと、茎も緑色をしていることである。緑黄色野菜としてビタミン,ミネラルが多く、ほかに鉄分,カリウム,食物繊維も豊富で、塩漬けやぬか漬けなどの漬物や鍋物,煮浸し,炒め物に利用される。
選び方と保存 葉先のよく伸びているもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。
旬 冬から春。