175. ヤマノイモ   山の芋

 

   日本が原産のヤマノイモ科、別名自然(じねん)薯(じょ),自然生(じねんじょう)。山野に自生しており仲間はこのヤマノイモと長芋系、そして熱帯・亜熱帯に分布し、九州,沖縄に多い大型の大薯(だいじょ)に分けられる。縄文時代の中期に、北上してきた南方民族の移動にともなって渡来した里いもに対して、渡来以前から山野に野生していた山の芋の意味で呼ばれるようになった。細長く60㎝から1mを超え、生育には3~4年もかかる。純白の肉質は緻密で、粘りは一番強い。現在ではむかごの状態から畑でパイプ栽培されている、これは根の生長する方向に斜めに土の中にパイプを埋めて、その中で栽培する。いもはパイプの中でまっすぐ育ち、収穫しやすい。

 

選び方と保存   直径3㎝位で褐色の長いもの。保存はポリ袋に入れて冷暗所へ。

旬   秋。