176. ヤマブシタケ   山伏茸

 

   日本や中国全土に広く分布しているハリタケ科のきのこ、ブナミズナラ,コナラなどに垂れ下がって生える。大きさは5~10cm位で白い針がたくさん生えて、内部は柔らかくスポンジ状になっている。山伏(やまぶし)が胸にかける房飾りに似ていることから名前が付いた。中国名ではホウトウクワと呼ばれ、熊の手,ナマコ,フカヒレとともに四大珍味と呼ばれ珍重されている。菌床栽培によっていつでも出回るようになった。細胞増殖抑制・免疫調整機能があるベーターグルカンを始め、脳細胞を活性化,ぼけ防止に効果があるといわれているヘリセノン,エリナシンを含有する。料理にはみそ汁,寄せ鍋,炒め物,スープ,煮物,炊き込みご飯などにする。

 

選び方と保存   保存はポリ袋に入れて冷暗所へ。

旬   夏から秋。