180. ラディシュ  Radish

 

   ヨーロッパが原産のアブラナ科、サラダ用に小形に改良された大根で、わが国ヘは明治初年に渡来した。別名西洋大根,二十日大根。生育の適温は20~25℃で、盛夏の30℃以上の気温になると根の発育が悪くなり形もくずれ、根割れ,す入り,色あせなどが多くなる。代表種はコメット。サラダや肉料理のツマに、根に細かいごばん目に切り目を入れて、清水に漬けると切り目が開いて美しい。また、薄く切って塩もみもよいし、甘酢に漬けると根の表面の色が酢にとけて、内部まで赤く染まって美しい。

2020年の収穫量は828t、構成比は、①愛知61.6%,②北海道10.9%,③福岡10.0%、そして群馬,鹿児島,兵庫,長野,大阪,静岡…と続く。

選び方と保存   直径2㎝位の鮮紅色,よくしまって、鮮緑色の葉が5~6枚ついているのがよい。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬   一年中。