181. リーキ Leek

 

   地中海沿岸が原産のユリ科、古くギリシャ,ローマ時代から食用とされ、別名西洋ねぎ,ポロネギ、またフランス語でポワローという。とくにフランスで盛んに栽培されている。わが国へは明治初期に導入されたが、在来の長ねぎがあった為にあまり普及せず細々と栽培が続けられていた。昭和57年より輸入が始まったが、国産物はほとんど作られていない。これの花は、アリウムという名前で切り花にされて販売される。

 

   下仁田葱に似ているが、葉をつぶしたように偏平な形をしている。ネギが緑色の葉身部分が空洞なのに対して、リーキはニンニクと同じように平らになっている。オーストラリア,ニュージーランド,ベルギーなどからの輸入が多い。熱を加えると独特の甘味と香りがいっそう増すので、煮込みやスープ、ゆでてサラダ,グラタンなどにする。

 

選び方と保存   直径が5~6㎝,白い部分が長いもの。保存はラップに包んで冷蔵庫へ。

旬   輸入ものが年中、国産は秋から冬。