187. ロマネスコ カリフラワー  Romanesco cauliflower

 

   16世紀にイタリア・ローマ近郊で開発されたアブラナ科のカリフラワーの一種、名前はイタリアのローマ方言を意味するromanescoに由来する。別名カリッコリー,カリブロ、そして花蕾(からい)の特異な形状からミナレット(尖塔(せんとう)),サンゴに似ていることから黄緑サンゴ,サンゴショウカリフラワーとも呼ばれる。ひとつひとつの房が規則正しい螺旋(らせん)を描いて円錐型になっており、その房を構成しているのもまた同じ円錐、そして全体も円錐型になっている。この幾何学的模様はフラクタル形状という。食用にするのは花蕾(カード=つぼみ)の部分,花芽の集合体で、ほのかな甘味が特徴で、カリフラワーと同様、ピクルスにしたり、ゆでてサラダに添えたり、オリーブオイルをかけて食べる。

 

選び方と保存   花蕾が緻密で締まったもの、表面が茶色に変色していないもの。保存はラップに包んで冷蔵庫へ。

旬   10~3月。