68. シモニタネギ 下仁田葱

 

   群馬県甘楽郡の下仁田地方が原産でユリ科、長ねぎの中の加賀群といわれる品種群に属する。下仁田の特産品で、江戸時代には将軍家に献上され「殿様ねぎ・献上ねぎ」の別名もついている。長ねぎと違って葉も太くて柔らかく、茎は直径が4~5㎝と長ねぎの2倍ほどもあってずんぐりと太い、甘味が強く,すき焼きなどの鍋物に適している。緑色部にビタミンA,C、白色部にカルシウムを豊富に含む。生産量が少なく、料亭の鍋物,年末の贈答用,土産品として出回る。品種改良が進み、下仁田以外の場所でも栽培されるが、やはり味は完全に違うと言う。

 

選び方と保存  葉の緑が濃くて太いもの。保存はラップに包んで冷蔵庫へ。

旬  11~12月。