76. スティックセニョール 茎ブロッコリー

 

   株式会社サカタのタネが昭和63年にブロッコリーと中国野菜のカイランを交配して1994年に登録されたアブラナ科の野菜。別名ブロッコリーニ,スティックブロッコリー。当初国内市場ではあまり受け入れられず、米国へ輸出したところ人気が出て、その後日本に逆輸入され出回るようになったという経路をもつ。種子をまいてから約2カ月くらいで収穫が可能、頂芽を切除したあとにでてくる側枝を順々に収穫するもの。花蕾とアスパラガスに似た長い茎をゆでて、ドレッシングをかけてサラダに、グラタンやシチュー,炒め物と癖のない味なのでいろいろと料理できる。

 

選び方と保存  緑が濃く新鮮なもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬  夏。

 

ハナッコリー

 

 山口県農業試験場でブロッコリーと中国野菜のサイシン・菜心を1989年に交配を行い、1999年に登録された新顔の野菜。はなな(サイシン)とブロッコリーの種間雑種であることから、はなっこりーと名付けられた。開花直前の20~30cmに伸びた側枝を収穫し花と茎を食べるが、ブロッコリーに似た甘味があり歯切れがよく、ゆでてサラダや炒め物、和え物にする。

 

オータムポエム

 

   株式会社サカタのタネが中国野菜のコウサイタイ・紅菜苔とサイシン・菜心を交配して育成した野菜。主茎を収穫後にわき芽が順次伸びてくるので、長さ20~25cmで未開花あるいは1~2花・開花してとう立ちした茎を収穫する。「アスパラ菜」とも呼ばれるように、アスパラ風味で苦みがなく甘味があって食べやすい。栄養面でもビタミンA,C,鉄分などを多く含んで、栄養価満点の緑黄色野菜です。炒め物,お浸し,みそ汁の具,浅漬け,茎はアスパラガスと同じようにベーコン巻きにしたりグラタンに入れるとおいしい。