124. ノザワナ野沢菜

 

   わが国が原産のアブラナ科,長野県の野沢温泉村が原産で、宝暦6年(1756年)にここの健命寺住職が京都へいった折りに天王寺かぶの種子を持ち帰り、それがもととなっている。そのころは葉より根の方が大きかったが、長い間に変異して今のような葉が70㎝くらいになった。種子をまいて70日前後で収穫ができる。昔は湯治(とうじ)客に野沢菜漬けを出していたが、今は観光客やスキー客を通じて、独特の風味と歯ざわりが知られるようになり、各地で栽培されて野沢菜漬けが周年販売されている。カルシウム,ビタミンAが多く、漬物にすると逆に増える。

 

選び方と保存   外葉の緑色の濃いもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬   冬。