131. ハナイグチ 花猪口,ラクヨウ

 

   イグチ科のきのこで、別名ラクヨウ,アワタケ,長野県ではジコボウと呼ばれている。カラマツ林では最も一般的なきのこで、各地で食用きのことして利用されるとともに、胞子を林内に散布することによって増殖する試みも行われている。傘の径5~15cm、丸山形からのち開いて平らになる。表面にはぬめりがあり、赤褐色から黄褐色、管孔は初め鮮黄色で後には汚黄色になる。みそ汁の具やおろし和えにして食べると非常においしい。

 

選び方と保存   色目のはっきりとした鮮度のよいもの。塩水に一晩浸けておけば「虫出し」は完了する。保存は冷蔵庫へ、ゆでて冷凍又は塩蔵もできる。

旬   夏~秋。