12. ディル Dill
地中海沿岸,ロシアが原産のセリ科、語源はスカンジナビア語の「静める」の意味で、糸のような柔らかい葉をして、初夏にパラソル状に黄色の小花をたくさん咲かせる。葉にはキャラウェイに似た香りと軽い辛味があり、乾燥保存した褐色の種子は風味が強い。ミネラル,カリウム,ナトリウムなどに富み、神経を穏やかにする作用があり、安眠,健胃,整腸,頭痛などに効果がある。ピクルスや魚料理,サラダ,スープ,ハーブティー,枕に入れる。種はカレー料理,パンや菓子,ソースの香りづけにする。
選び方と保存 糸のような葉を使うつどに摘み取る。保存は種ができたら刈りとって乾燥させる。
旬 3~7月。