25. レモンバーム   Lemon balm

 

   ヨーロッパ南部から西アジアが原産のシソ科、レモンのようなさわやかな芳香があり、葉はのこぎり状で、初夏に小さな白または淡紅色の花を咲かせる。名前はレモン+はちみつ(バーム)の意味で、みつをとるための植物として、古くギリシャ神話にもでてくる。鎮静,健胃,強壮作用がある。また、生の葉をもんで傷口に当てると、解毒作用があるので感染予防になるといわれる。サラダ,料理のツマ,ハーブティー,ポプリ(好みのハーブ,花びらを乾燥させて袋につめ、匂い袋とするもの),入浴剤,染め物などにする。

 

選び方と保存   生葉は使うつど摘み取る。保存は開花直前に根元から刈って乾燥させる。

旬   5~7月。