125. パースニップ  Parsnip

 

   地中海沿岸からコーカサスが原産でセリ科の野菜。古代ギリシャ,ローマ時代から薬用や食用とされたが、野菜としては15世紀以降,とくにドイツで栽培された。わが国へは明治初年に導入されたが、あまり普及していない。別名アメリカボウフウ。直径7㎝,長さ30㎝前後の根を食用として、ニンジンに形が似ている。但し色は乳白色である。甘味が強く、香りも肉質もニンジンに似る。スープ,シチューなどの煮込み料理に使われる。貯蔵ができ、野菜の少ない冬から早春にかけて糖分が増え品質がよくなる性質がある。

 

選び方と保存   乳白色でしなびのないもの。保存はポリ袋に入れて冷暗所へ。

旬   冬から春。