138. ヒユナ   ひゆ菜

 

   インドが原産でヒユ科に属し、東南アジアでは夏の重要な野菜で、中国では紀元前から栽培されている。近縁種にアマランサスがある。とくに華中,華南,台湾での栽培が多い。わが国でも明治のころまでは作られていたが、他の野菜が増えるとともに消えていった。別名バイアム,ジャワホウレンソウ。20~30㎝の若いうちに刈り取るか、若葉を摘み取って利用し、品種には葉が緑色と葉の中央部が赤紫のものがある。高温と乾燥に強く、育てやすいことから家庭菜園向き。鉄分がほうれん草の2倍と多く、お浸し,油炒め,ごま和えなどにする。

 

選び方と保存   シヤキッとした葉で、茎の元気なもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬   4~9月。