142. フキノトウ  蕗の薹

 

   雪国に春の訪れを告げるふきのとうは、早春に地下茎から葉とは別に、うろこ状の大きな包葉に包まれた花穂で、ほろ苦い味と独特の香りが身上で、鎮咳(ちんがい)(咳(せき)をしずめる),健胃の効果がある。料理には生のままみじん切りにして水にさらし、みそと混ぜてご飯のうえに、また、みじん切りにしたものに酒としょうゆをかけアルミで包み焼きをして酒の肴(さかな)としたり、細く刻んでみそ汁の実に、そのほか和え物,炒め煮,つくだ煮,天ぷらとする。

 

選び方と保存   つぼみの開いてないのがアクが少ない。保存は冷蔵庫へ。

旬   2~4月。