144. フダンソウ  不断草

 

   ヨーロッパ南部が原産のアカザ科、別名唐ちしゃ,かきな。早くから地中海沿岸で利用されており、わが国へは古く中国から伝えられた。サトウダイコンと同じ原種から出たと思われ、不断草の名は初夏から晩秋までいつでも食べられることからといわれる。

夏の暑さや乾燥には強く、外側の葉からかき取って利用する。葉は幅が広く卵型をしており肉厚で、ほうれん草に似ている。栄養もカルシウムやカロテン、鉄分が多くほうれん草とほぼ同じ。栽培しやすく家庭菜園向きの野菜といえる。特有の青臭さがあるのでゆがいた後は、よく水にさらすとよい。ごま和え,お浸し,汁の実などとする。

 

選び方と保存   葉が20㎝前後がよい。保存は水洗い後ポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬   夏から秋。