151. ヘチマ   糸瓜

 

   熱帯アジアが原産のウリ科、中国から慶長年間(1596~1615年)に渡来した。高温を好み、九州南部や沖縄では夏場の野菜として重宝される。若い果実は苦味がなく低カロリーで、繊維分が多く整腸作用があり独特の香りを食べる。皮をむき煮物,汁の実,揚げ物,カレーの具,漬物などにする。果実は成熟するにつれて内部が発育して、網状繊維が充満する。この果実を水に浸しておくと果肉が除かれて内部の繊維が残る。これをタワシとして利用する。また、初秋のころツルを切って、切り口をビンに差し込んでおくとへちま水がとれ、これを化粧水として使う。

 

選び方と保存   長さ30㎝前後で、緑が鮮やかなもの。保存はポリ袋に入れて冷蔵庫へ。

旬   夏。