174. ヤマトイモ   大和薯

 

   東南アジアが原産のヤマノイモ科、奈良に多いことから大和いもと呼ばれているが、関西ではつくねいもとも呼ばれる。黒皮の丹波イモと白皮の伊勢イモがあり、塊根が球状でキメが細かく粘りは強い。

 

   消化酵素のジアスターゼが多く含まれるとともに、アミラーゼなどのでん粉分解酵素が含まれているので、一緒に食べる米や麦飯の消化までを助ける。ほかにも蛋白質、ビタミンB1やカルシウム,カリウムが多く含まれており、粘液質のムチンはコレステロールを下げる働きがあり、おろしてからダシ汁で割って食べる。

 

選び方と保存   凹凸が少ないもの。保存はポリ袋に入れて冷暗所へ。

旬   秋。