182. ルタバガ Rutabaga

 

   ヨーロッパ北部が原産のアブラナ科、カブとキャベツが交雑してできたとも言われているが詳細は不明。別名スウェーデンカブ,カブかんらん。ヨーロッパでは古くから栽培され、とくに寒さに強く貯蔵が効くので、北欧では重要な野菜のひとつで、第一次大戦後の食糧難時には沢山の人がこの野菜で飢えをしのいだとされる。ハロウィンはルタバガをくりぬいてランタンを作ったのが、アメリカでは身近なカボチャに変わった。わが国へは明治の始めに導入されたが普及はしていない。重さ1㎏前後、カブに似た形で葉の付け根が赤みをおびていて、この根を食べる。皮が厚く肉質が締まってかぼちゃに近い。生でサラダや酢漬けにしたり、スープ,シチューその他の煮込み料理に使う。加熱すると甘味がでて濃厚な味となる。

 

選び方と保存   皮がかたくキズのないもの。保存は冷暗所へ。

旬   秋から冬。